東京下町貼雑帳

東京スカイツリーのこと

毎日浅草を歩いているとあまり気にしなくなっているが、先週の週末に雷門の前から、隅田川のほうを眺めたら、アサヒビールのビルと墨田区役所のビルの間に建設中の東京スカイツリーが顔を出しているではありませんか。
東京スカイツリーのWebサイトを見ると、現在の高さはなんとすでに１６１メートルというということだ。１６１メートルでこんなに見えるなら、６００メートル以上といわれている完成時にはいったいどれだけ目立つんだと、ちょっと不安になってくる。何をしていてもタワーに見張られているような妄想がわく人もいるだろう。

私は中学高校時代は東京タワーの根元にある神谷町の学校に通っていたから、どこにいてもタワーが見える生活は慣れているはずだが、実際には東京タワーの２倍位の高さでしょ。
どんな感じなんだろう。
はじめは朝顔の観察日記のつもりで、ブログで建設状況を紹介していたけど。いまじゃあ、ジャックと豆の木の心境だなあ。

新仲見世のアーケードがなくなった！

この間、浅草の松屋デパートから出て、なんか景色が違うので不思議に思っていたら‥‥。なんと正面の新仲見世通りのアーケードがない！　屋根がなくなって、青空が見えるではないですか。お馴染みのマクドナルドも立ち食いそば屋も豆屋も怪しいバッグの安売り店もすべて太陽の光にさらされている。とても眩しい通りになっています。
私としては長年浅草に住んでいて初めての眺めで、すっかり驚きました。明るいとなんだかとても狭い通りに感じます。地方の観光地を歩いているような。
まさかこのままずっと屋根無しということはないんでしょうねえ。
浅草は今、色々なところが改装中です。観音様も二天門も水上バス乗り場も文化観光センターも。それもこれも東京スカイツリーに竣工に合わせたお色直しということでしょうか？あとに２年もすると、リニューアルしたぴかぴかの浅草が観られそうです。

浅草ブラジルのチキンバスケット

土日のランチに食べたくなるのが、浅草新仲見世の舟和の前にあるブラジル。ほんとうは銀座ブラジル　浅草支店というそうだ。そこでいつも注文する大好きなメニューが、チキンバスケット。それも正確には、「元祖フライチキン・バスケット」という。

鳥の胸肉を特別の下ごしらえ（！）をして、薄いパン粉をつけて揚げたチキンフライとフライドポテト、レタス、酢漬けのスライスオニオンとニンジン、そしてトーストがついている。たしか値段は950円。ランチタイムにはチキンが若干減って、代わりにコーヒーがついて、同じ950円というお得なセットになる。

とにかくこのチキンのフライが美味しい。軽くてあっさりしているので、ササミですか？と、店のお母さん意聞いたら、いえいえ胸肉を特別の調理法で、みたいなことを言っていた。
僕はこのチキンフライを浅草の美味い肉料理のひとつにカウントしています。

本とさやの特上カルビ

浅草の焼肉屋といえば、こちら本とさやを避けては通れませんな。浅草ビューホテル近く、西浅草の裏通りになる名店。ここで満腹した後で、ふらふらと浅草を歩いていると、焼肉の残り香が強烈で犬がまとわりついてくるといわれています。
肉は七輪で焼いて煙もくもく。前に座っている人もよく見えないくらい。でも今は無煙ロースターの席（フロア）もできて、冷房も完備したので、普通の焼肉屋並みの設備になりました。スーツで来店しても大丈夫ですよ。
味は素晴らしいです。基本何を食べてもダイナミックで美味い。圧巻は特上カルビでしょう。肉の厚いこと、さしの美しいこと。ビーフシチューの肉をどんどん焼いてばんばん食べてる感じ。厚い肉だからなかなか火が通らなくて、ちょいレアでとろける様に柔らかい肉をハグハグいただく幸福感がたまらないですな。
あと、上ロースグイが美味い。これは適度にさしが入った柔らかい上ロースを軽く焼いて、タレにつけた長ネギに千切りを巻いて食べるメニュー。なんぼでもいけちゃう。
あー、唾がでてきた。

東京スカイツリー 建設中

東京スカイツリー（第２東京タワー）の建設が日々進んでいる。最近では隅田公園や浅草周辺の街角のビルの間から、建設中の姿が見える様になってきた。
今は６０〜７０メートルくらいまで立ち上がって来たようだ。青っぽい箱がどんどん上に積み上がっていく光景は不思議な感じ。
東京スカイツリーの完成は2011年12月の予定。あと２年と少し。これから日々どんどん高くなって行くんだろうな。
朝顔の観察日記をつけているような気分だな。
楽しみだ。

新・浅草文化観光センター

浅草の雷門の前にある「浅草文化観光センター」が取り壊されて現在は改装工事中となっている。
現場の仮囲いには完成予想図が掲出されているが、これがなかなかユニークなデザインで驚いた。平屋の家をいくつも上に積み上げた感じなのだ。宮崎アニメにでてきそうな感じもする。
案内看板には平成２３年の１２月完成予定と書いてある。再来年の末だ、たしか浅草寺の本堂の改修が来年の１１月までだから、その１年後にこの文化観光センターがオープンする。ことしは二天門の改修が終了するはずだから、毎年何かが新しくなって行くわけだ。
浅草は元気な感じがして、地元民としてはうれしい。