よい天気に誘われて浅草界隈をぶらぶら歩き。こちらは伝法院の日本庭園。ちょっと前は枝ばかりだったが、今日は池に映る緑がずいぶんと増えて来てとても美しい。ようやく春が来たなと思う。伝法院という名前はもともと浅草寺自体の院号だったそうだがいつも間にか住職の本坊の呼び名となったそうだ。
ここの庭園は残念ながら一般公開はされてないが、美しいと評判である。なんでも小堀遠州の作といわれている廻遊式の庭園で四千坪の広さがあるという。この一見狭そうな浅草観音様の敷地内にこれほどの広さの日本庭園があることが驚きだ。
写真は伝法院のとなりの鎮護堂、通称『おたぬき様』の柵越しに撮影したもの。
そういえば昔は日本庭園にこそ入れなかったものの、観音様から伝法院の門まで抜ける道の通行はできた。私は子供の頃、伝法院のなかで蝉をとって遊んだ覚えがある。
この庭園を見学するには、浅草寺のの事務所に届けて許可をもらう必要があるとのことだ。一度、試してみようと思っている。
2枚目の写真は、「おたぬき様」の名前で親しまれている鎮護堂。
なんでも浅草の観音様に住みついた狸の乱行を鎮めるため、「狸社」を祀ったことに始まるという。なるほど、社の隣に大きな狸が立っている。今では防火、盗難除、商売繁盛の守護神として親しまれているようだ。
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