先日、渋谷の華泰茶荘でこの薄い茶色(段泥色)の茶壺を購入。この色の茶壷は我が家では初めてで、前から欲しかったもの。口が広いのも気に入った。ころんと丸くて注ぎ口が小さい。おちょぼ口で愛らしい。その上、生地が薄くて軽い。
この茶壺で何を飲もうかと考えていると、お店のスタッフの人が「文山包種茶」を薦めてくれた。新茶を25グラムばかり購入して試してみることに。
「文山包種茶」に関する知識を本から仕入れてみると、お茶の種類としては青茶。台湾台北縣の坪林郷とか石碇郷、深坑郷が産地。発酵度は15%〜20%前後で、他の青茶に比べて軽い弱発酵茶。そのためとても繊細な味わいとスズラン系の花の香りが楽しめる。日本茶に近い味わいともいわれている。19世紀後半くらいに福建省から台湾に移り住んだ茶農家が品種改良をし、花を添加しなくても花の香りを感じる(!)お茶を作りあげたとのこと。
休日の午後のひと時を幸せに過ごせる一服と言えますな。
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