お茶とデューク・ジョーダン

お茶によく合うお気に入りの1枚がようやく再発されたので、さっそく紹介したいと思う。私にとって、茶藝のBGMにまったり系ドライブミュージックにと大活躍のJAZZ名盤。

このデューク・ジョーダンの「フライト・トゥ・デンマーク」は、1973年に録音されてデンマークのジャズレーベルであるステープルチェイスから発売された。当時はアメリカのジャズシーンがフュージョン系に押されて、いわゆる本格系が衰退していた時期で、仕事がなくなったジャズマン達が大挙ヨーロッパに渡ったらしい。そんな薀蓄はとにかく、素晴らしくよい出来だ。

まず1曲目の「危険な関係のブルース」にやられる。ちなみに原題は「No Problem」。印象的なメロディーとダルめのリズム。ほっとする。そして、アルバムはこの落ち着いたトーンを維持しながらゆったりと進み、最後（ボーナストラック）に、「ジョルドゥー」というテンポのよい曲で締めくくる。ちなみに、「ジョルドゥー」はどこかで聴いたなと思っていたら、どうやら、フジテレビの『笑っていいとも』で、ジローラモさんが登場する「ちょいワル親父ファッションチェック（こんなタイトルだっけ？）」のテーマソングらしい。うんきっとそうだ。

アマゾンでまだ在庫ありました。お奨めですぞ。