浅草のロック界隈をぶらぶら歩く。このあたりは最近週末になるととても賑わう。秋葉原とつくばを繋ぐ高速鉄道TXが開通して以来、浅草にくる人がずいぶん増えたように思う。とてもいいことだ。今日は旅日記風に浅草公園の景色を紹介したいと思う。気分は「フォートラベル」だな。
浅草の街を見て回るなら人力車がいい。雷門の前にはいくつかの人力車会社(?)があって、熱心に客引きをしている。最近では人力車専用の駐車場とかチケット販売所ができた。この写真は時代屋という人力車屋の店というかショールーム。なかなか風情がある。ちなみに人力車の料金は一番安いのが、お試しコース10分で3,000円とか。
いざ、人力車に乗って、浅草公園に。
ここは浅草ロック(六区)の真ん中。浅草演芸ホールの前。ここで日曜日に1日べったり演芸に浸るのも粋か。落語ももちろん面白いけど、マジックとか曲芸をじっくりと堪能するなんてものいいね。出演者の一覧を見ていたら、「ぶるうたす」という名前があった。なんかとても懐かしい。終演が近くなって空席があると、今なら半額で入れますとか客引きをやっている。買い物帰りに入ろうかなと思うのだが、まだ果たしていない。
浅草演芸ホールの斜め前のボウリング場の入り口の片隅に浅草六区ゆかりの芸人を神様に見立てた六芸神の社がある。
六芸神は以下の六人。
1) 唄神(うたいがみ)…東海林太郎
2) 奏神(かなでがみ)…田谷力三(アコーディオンを弾く)
3) 話神(はなしがみ)…古今亭志ん生
4) 戯神(おどけがみ)…大道芸人(氏名不詳。玉乗り)
5) 演神(えんじがみ)…榎本健一
6) 踊神(おどりがみ)…水の江瀧子(紅一点。踊り子の扮装)
話神のはげ頭は皆に撫でられてピカピカに光っている。
どれもとても可愛らしい。
そして、浅草公園の一角、伝法院通りからJRAの場外馬券場に続く道は最近大人気の煮込みストリート。店先に煮込みの鍋を据えた飲み屋がずらりと並ぶ。ぐつぐ煮えた鍋の匂いが食欲をそそる。外にせり出したテーブルに座って、ホッピーを飲みながら煮込みをつつく。休日の昼酒は無類の幸せを感じる。
昔は怖い人がたくさん座っていて敬遠していたけど、最近では若くて洒落た兄さんが多い。ブームというわけですな。
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