今更いうまでもないですが、このブログのタイトルは乱歩の「貼雑年譜」からとりました。「貼雑年譜」とは乱歩自らがスクラップブックのように集めて製本した自伝的資料集で、もらった手紙、自分の作品の新聞広告の切り抜き、名刺から、自分が住んでいる下宿の部屋の間取図、広告、イラスト、写真などなど‥‥。実に丁寧に整理しながら貼りつけてあります。偏執狂といってもよいでしょう。
私が所有しているこの「貼雑年譜」はもちろん復刻版で、1989年7月25日に講談社より当時刊行していた『江戸川乱歩推理文庫』全65巻の特別補巻として予約販売されました。定価は3,000円。
ページをめくりながら乱歩の記録マニアぶりをたどりながら、この人の生きている時代にブログなんていうものがあれば、さぞかしハマってすごいサイトを作ったろうななど、思ったものです。
お久しぶりです。
「貼雑年譜」私は残念ながらまだ読んでいないのですが前に古本市で手に入れた中島河太郎責任編集の「江戸川乱歩ワンダーランド」という本にその復刻版の広告がでています。
どこかで見つけられたらぜひ手に入れたいと思っています。
投稿情報: ろく | 2006-09-02 19:33
ろくさん、お久しぶりです。
更新をずっとサボっていましたが、またどうにか再開しました。コメント感謝です。
「貼雑年譜」は乱歩の性格や興味の方向がよくわかってなかなか面白いですよ。是非手に入れられることをおすすめします。アマゾンのユーズで何冊か出品されてますので、安くて程度のよさそうなのを選ばれるとよいと思います。
では、今後はまめに更新するつもりですのでよろしくお願いします。
投稿情報: 乱歩帳 | 2006-09-02 23:21