東京下町貼雑帳

上野公園のストリートパフォーマー

休日の上野公園は面白い。

数多くのストリートパフォーマーが自分たちの妙技を競っている。東京都の認定制度で彼らはヘブンリーアーティストと呼ばれている。認定制度に合格しているだけあって、トークも楽しいし実力も高い。そんな楽しいストリートパフォーマー達が公園内のメインストリートを中心に思い思いに路上ステージを展開しているのだ。

なかでも迫力があったのは上の写真の白い巨人。赤い男に先導されて長ーい足を起用に運んでストリートをねり歩く。人が集まってくると突然走り出すのだがそれが怖い。宮崎アニメに出てくる怪物が現実に現れた感じだ。

 

そして、ついでに２番目の写真、狐姫のような和装のパフォーマー。

写真を撮ってしばらく歩いていると何か後ろにいやな気配を感じて‥‥。

振り向くとすぐ近くに彼女（？）が立っていて、本当に肝を冷やした。歯を剥き出して笑うのが何とも不気味で不気味で。

休日の上野公園は今本当にオススメですよ。

東京スカイツリー

写真は昨日の東京スカイツリー。吾妻橋の西側から撮影したものです。

朝のスカイツリーは雷門側から見るとだいたいこんな感じで霞んでみえます。朝は逆光ぎみになるからでしょう。そのかわり夕方にはくっきりとしたスカイツリーの姿を見る事ができます。

スカイツリーの外側の工事はほぼ終わりに近づいているようで、高さもこれで６３４メートルに到達しています。展望台のところにある作業用クレーンは、最盛期は巨大なやつが４本くらい立っていましたが、今はどんどん解体されて、短いのが１本になっています。やがてこれも解体されて地上に降ろされるのでしょう。

たしか完成は今年の年末くらいだと聞いていますので、考えてみればあと２ヶ月と少し。工事はまさに大詰めなんですね。

 

浅草文化観光センター

写真の工事中の建物は雷門の真正面に位置する、浅草文化観光センターです。

このセンターは当初今年の１２月の竣工する予定でしたが、地元住民の反対運動や震災の影響で工事完成が遅れているようです。反対運動は観音様から雷門を見た時の景観の問題ということ。あんなに高い、観音様を見下ろすような建物が果たして必要なのか？　というものでした。

ただ最近反対運動の声は地元浅草では聞こえて来なくなったので、どうやら和解したのでしょうか？

２枚目の写真が完成図です。和風の平屋を積み上げたような一風変わったデザインをするのは、人気の建築家である隈研吾。ちょっと宮崎アニメに登場しそうなイメージです。

これが実際に建つのを見てみたいと、最近では楽しみにしています。

向島の三囲神社

三囲神社は墨田区向島２丁目にあります。高速の向島ランプのすぐ近く、隅田七福神の恵比寿さまとして毎年お正月には賑わいます。

この神社は正面の構えはさほど大きくなくひっそりとしていますが、入るとなかは奥深く、たくさんの石碑が建っていて、昔から由緒正しい神社であった事が感じられます。

神社の由来は、創建時に土のなかから壷が出てきたので開けてみると、なかから翁の神像が入っていて、その時現れた狐が像の周りを三遍廻ったとの事。

この神社の本尊は三井の越後屋にあったもので、また神社の建材も越後屋のものをつかったようです。

ということからでしょう、写真をよく見てもらうとわかりますが、神社の入り口に三越のライオンが鎮座しています。はじめはなんでここにあるの？　と思いましたが、調べていくと三越とのかかわり合いが深い事がわかって、思わず納得でした。

スクランブル交差点になった

久々のブログ更新です。

雷門の交差点がついにスクランブル交差点化しました。といってももう半年くらいになるかもしれませんが、気がついたらそうなっていたという感じでした。

ここはT字路になっていて、Tの上辺に雷門があるという変則的な交差点で、以前からごった返す群衆がデタラメに横断する場面が多かったです。スクランブル交差点になって随分自然な人の流れになったように感じます。

この交差点の一画には、浅草の住民の間でなにかと話題になっている、新しい観光会館ビルが工事中です。今度紹介します。