東京メトロ千代田線の千駄木駅を降りて、団子坂方面に歩いて行くと、この古めかしい雰囲気の素晴らしい喫茶店「乱歩」はある。この場所でこの店名だから、当然、江戸川乱歩の名作「D坂の殺人事件」を思い出してしまう。
「D坂の殺人事件」で主人公が明智小五郎と事件を目撃した喫茶店は「白梅軒」という名で、場所もD坂(団子坂)の中ほどということだから、違うんだけど、でも喫茶店「乱歩」に行くとそのレトロな感じにうっとりして、窓の外には古本屋があるんじゃないか? 今にも店のドアを勢いよく開けて、着流し姿の明智小五郎が入ってくるんじゃないかと、期待してしまう。
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