週末、iPODでデレク・ジャーマン監督の昔の映画「Jubilee」のサントラを聴いていた。そのサントラ版はラスト2曲がブライアン・イーノのアンビエント系の作品で締めくくられる。久々に聴いたENOはやけに心に沁みた。それをきっかけに、今ENOを集中して聴いてみるとどんな気分になるのだろうと確かめたくて、アマゾンでCDを注文した。
大学生の頃、ENOはちょっと特別なアーティストだった。ENOのアルバムを持っていることは“いけてる”ロックファンの証だった。まあ、僕らのバンド仲間の間ではということだが。
今回、「アンビエント1/ミュージック・フォー・エアポーツ」「アンビエント2/ザ・プラトウ・オブ・ミラー」「ヒア・カム・ザ・ウォーム・ジェッツ」「タイガーマウンテン」の4枚を購入し、ENOをまとめて聴いてみたが、実に今風で普通にカッコいい。アンビエントシリーズの2枚は発売された1980年あたりよりもむしろ今のほうが環境的にフィットしているし、初期のロック2作は完璧にモード系で気持ちいい。
ちなみにWikipediaのブライアン・イーノの項はよく出来ている。現在もリアルタイムで活躍中である。今回、彼の作品を聴いてみればそれも当たり前か。
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