昨日、本所吾妻橋の「土庵」に宮岡麻衣子展の初日を見に行った。宮岡麻衣子はどっしりとした染付けの器を創作している。作家は料理が美味しくなる普段使いの器を志向しているということで、確かに昔懐かしい感じ、掘り出された古民具の趣がある。
「土庵」のなかに並べられた器はどれも厚みのある生地に藍色の絵が描かれその上にたっぷりと釉薬がかけられて、暖かみがある作品に仕上がっている。愛らしい感じである。古伊万里のようだとも思う。ただ今感じる古伊万里という美術品のいかがわしい(?)重さではなく、もっと素朴で人の良さそうな重厚さなのだけど。結局、焼酎を飲むにもぴったりの蕎麦猪口風のものや染め付けの小皿など、多少セーブはしながらも、またまたいつものようにお買い上げだ。
このところ、「土庵」には作家展の初日に行って、必ず買い込んで来るというサイクルだ。我が家の器もどんどん増える。置き場所にも困る。家が近いというのも善し悪しだろう。
多少の反省と満足感と。ははは‥‥。
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