写真は浅草の遊園地「花やしき」の入り口の看板。入場料は大人900円、小人400円と書いてある。その上、乗り物代がかかるということだ。この浅草の歴史を象徴する世界遺産のような「花やしき」のことだ、なくなってしまっては悲しいので(実際数年前にすんででのところで無くなりそうだったが)、高いケシカランというつもりもない。ただ隔世の感ありと言っておこう。
「花やしき」といえば今から40年も前、浅草周辺にすんでいる小学生にとっては絶好の遊び場だった。入場料なんかタダだったし、浅草は今よりもずっと廃れていたので、人もまばらで、夕方になると寂しい場所だった。僕ら小学生はやれ「鏡の部屋」に浮浪者が寝ていた。浅草小学校の生徒が攫われたなど色々は噂を流し合って探検に明け暮れていたものだ。
「花やしき」の魅力は狭い敷地の中に雑然とぎっちりと配置されているアトラクションの数々。囲いの外にこぼれ落ちてしまいそうだ。実はクラスメイトの家が遊園地やっててさあ。なんていいたくなるような感じなのだ。
なんかいい感じなのだ。
コメント