今頃こんな昔の話を書いて恐縮なのだが、浅草サンバカーニバルのお話。
浅草サンバカーニバルは、毎年8月の最終土曜日に開催される恒例のイベント。今年は8月25日に行われた。浅草サンバカーニバルは浅草の年中行事としては比較的歴史が新しく、もちろん私の生まれた時には開催されていなかった。しかし今年で第27回ということで、ずいぶん歴史のあるイベントになってきたものだ。
浅草サンバカーニバルのホームページというのがあって、そこで起源を調べてみると面白くて、もともとの発案者が今は亡き喜劇役者の伴淳三郎さんとのこと。彼が元気を失った娯楽の殿堂タウン浅草を活性させ、浅草の新しいイメージをつくるものとして、ブラジルのサンバカーニバルを浅草のお祭りとして取り入れることを提案。
これをきっかけに、浅草の商店連合会が主体となるサンバカーニバルが誕生したとのこと。
サンバカーニバルは、昼すぎからスタートする。浅草雷門前の目抜き通り(浅草広小路)を20チームのサンバ隊が次々に趣向を凝らして行進する。各チームはアナウンスで紹介される。チーム名、出場回数、構成人数、チーム結成の趣旨、プログラムのテーマなどなど、聞いているとなかなか面白い。後半に登場する優勝狙いのチームは出場9回、参加人数250名という規模で気合いの入り方も尋常ではない。
まさに真夏の熱い戦いである。
ちなみにサンバカーニバルは私の家の前を練り歩く、マンションの駐車場の入り口の前は、審査員席となる。当然カーニバルが終わるまで、車は車庫から出せない。こんなことはお正月でも、三社祭でも、時代祭でも、起こりえる。観光地の真ん中に住むという事はこういうことだ。
まあ、いいでしょう。
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