本日いやもう昨日、横浜美術館の「アーティスト・イン・ミュージアム 横浜 2006」に出かけていきました。もちろん目的は川島秀明さん。
これは2005年から始動したイベントで、アーティストが横浜美術館に長期滞在しながら作品を制作し、様々な活動を行うLIVE感覚満載のアートプロジェクトです。今回のアーティストは、新井卓(あらいたかし)、藤井雷(ふじいらい)、川島秀明の3人。期間中に何回か、アーティストの制作に間近に触れる事のできるスタジオ公開が行われ、本日が何度目かの川島さんのアトリエ公開日でした。
川島さんは、今秋横浜美術館で開催する企画展「 アイドル!」の出品作家として、今回の滞在では、「アイドル!」展に向け、新作を制作しています。(「アイドル!」 2006.10.7 - 2007.1.8 企画展示室)
遥々(?)横浜まで出かけていくと、日曜日にもかかわらず美術館は休館日で、これは空振りかと不安になったのですが、アトリエ公開の会場「アートギャラリー1」はちゃんと公開中で、川島さんは見学者と談笑していました。とても元気そうで創作が順調な様子が表情から見て取れます。
で、制作中の新作はというと、これはもう大きな驚きでした。あんまりいうと10月の「アイドル!」展のネタばらしになるので控えます(ちょっと覗き見写真を撮ってみました)が、かなりダイナミックに変貌をとげた印象です。なかでも素晴らしかったのは、薔薇で装飾されたアイコンと、オスカルのような華やかな作品。このオスカルの方は実際に「ベルサイユの薔薇」を参考にしたとかで、アトリエにコミックが置いてありました。(笑)いやあ、力漲る作品達でありました。川島さんも集大成のようなことを話していました。10月の公開が楽しみです。
川島さんは今年は大活躍で、もうじき水戸芸術館現代美術ギャラリーで開催される「ライフ」展(2006.7.22ー10.9)にも作品を出展しています。そして年明けには韓国で3人展を行う予定とのこと。当分、川島さんから目が離せませんね。
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