我がアイドル、ムーンライダーズの3年ぶりの新譜である「Tokyo7」が発売された。前作の「ムーン・オーバー・ザ・ローズバッド」からそんなに時間がたっているとは思わなかった。それというのも、最近の鈴木慶一のソロワークの大成功やDVD発売や白井良明の「二十世紀少年」の音楽監督やらライブやら、露出が多かったせいでしょう。蝋燭が燃え尽きる前の‥‥、なんて口が裂けてもいってはならない。ありがたいムーンライダーズ祭りの季節なのだから。
「Tokyo7」は素晴らしくできのいいアルバムだ。ムーンライダーズのアルバムは毎回出来がよくて、そのわりに売れないわけだが、今回は特にいい。まっすぐにロックしている。
まず1曲目の「タブラ・ラサ ~ when rock was young」の最初の螺旋状のギターリフがかっこいい。ここから、びんびんに張ってアルバムは進行していく。そして最後にクライマックス3連発で
ムーンライダーズ流のロマン主義が炸裂する。
まったくの余談だが(このブログ自体が余談の塊だが)、学生時代に音楽サークルでバンドをやっていた際に、「Tokyo7」っていうヴァンヘイレンのコピーバンドがあった。ギターの奴が上手かったな。俺のバンドは「東京パラチフス」っていう名前で、「後輩のくせに、トウキョウって使うんじゃねえ」って、いじめていたな。ごめんな。
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