ワールドカップの話です。
先日の日本VSオーストラリアの試合悔しかったですね。いや悔しいというよりも、脱力感・失望感、なんだか自分自身のクオリティとか存在価値の低さを問われているような寂しさを感じながら眠りにつきました。今までは日本が勝とうが負けようが、ブラジルとかイタリアとかスペインとか、気になるチームの試合は全部録画するなど、ワールドカップの1ヶ月間をわくわくしながらエンジョイしていたのですが、今回の敗北は私にとっては異質な感じでした。そしてその気持ちがどうにも自分で腑に落ちないというか整理できませんでした。そんな気分の昨日、Yahoo!のニュースで日刊スポーツの三浦カズのインタビューを読みました。
カズはインタビューのなかでこういっています。
「日本は飛び抜けて強いわけじゃないから、勝つことも負けることもある。リードされると難しい。日本には守りきるという文化がないからね。これは、国のスタイル。簡単には変えられないよ」
じつに簡単なコメントなのですが、私にとっては「そうだよね。そうだよね」と、胸のつかえがスッと落ちるような名言に感じました。
アジアカップ優勝もコンフェデでギリシャやブラジルに善戦したのも、先日ドイツ戦が素晴らしかったのも、そのあともマルタ戦の体たらく、そして今回のオーストラリア戦の敗北も、日本的なサッカーで日本ならではの結果ということなのだな。そう思うと、クロアチア戦もブラジル戦も日本らしい戦い方をして日本らしい結果を見せてくれるだろうと納得しました。
このコメントはカズ以外の人間には言えないですね。何か人間のかけがえのない価値というものを考えた1日でした。
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