Go! Go! 茶藝502

ル・フールのクルクルロールケーキ

やべえ、間に合わない！
先日、いつものお気に入り、桐生市の洋菓子屋「パティスリー　ル・フール」で作っていただいた特製ミニケーキ。通常のロールケーキの材料はそのままにサイズを縮小。直径４センチくらいのかわいいロールだ。クリームの味はイチゴと抹茶とコーヒーとバニラとチョコレート。

小さくすると不思議と中国茶に合います。そもそもこれはル・フールのパティシエが地元のイベントでの販売用につくったもので、そのお裾分けを私はいただきました。イベントでは味を選んで串に刺して売ってたとの事、楽しそうです。

テラサワの生クリームコロネ

本日紹介する浅草のスイーツは、浅草観音裏にあるパンとケーキのお店「テラサワ」の“生クリームコロネ”。円筒形のコロネパンにケーキの生クリームがたっぷりと詰まっているうれしい逸品である。

パンは外側がやや固めの中がモッチリとしている自家製の特徴的な歯ごたえが美味しい。その中に詰まっている生クリームはいかにもイチゴショートの上にホイップするために作ったような、さらっとして香りの高い本格派。テラサワがパン屋としてもケーキ屋としてもレベルが高いのがよくわかる味に仕上がっている。

テラサワにはチョココロネもあるんだけれど、こちらはちゃんとモスラの幼虫のような円錐形をしている。生クリームコロネは写真のように円筒形だ。こちらは菓子パンじゃなくてれっきとしたケーキなんだろうな。そう思うととてもありがたくなって、少しずついただいた。

テラサワの住所は以下の通り。
東京都台東区浅草６−１８−１６
０３−３８７５−５６１１
営業時間／８時から１９時（土曜日は１６時まで）
定休日／日曜・祝日

もちろん、紹介した生クリームコロネの他にもケーキ各種や調理パン各種があります。どの商品もそれぞれ固定のファンがいるようで、土曜日でも昼を過ぎると売り切れ続出となるのでご用心。

浅草の「大学芋」

「千葉屋」か？　「興伸」か？　浅草で大学芋を買うならどっちがいい？

これは悩むわけである。買うこと自体に意義を求める求道者には「千葉屋」だろうな。行っても売り切れかもしれない。そんな時は店の前で並びながら、中の作業場（？）で芋を切るところから、揚げて、蜜にからませるまでの製造工程をじっと、見学するはめになる。でも、「この美味そうなやつを俺はもうじき自分のものにできるのだ」と、快い期待感と緊張でどきどきしてくる。

一方、「興伸」は浅草にいくつもきれいな店舗を持っていて、まるでケーキでも買うように気軽にいつでも買うことができる。そして「大学芋」が芋違いで2種類、スイートポテトや羊羹のようなものまでバラエティに富んだ品揃えだ。また、以前住んでいた台東区駒形が発祥ということで、いわばご町内の親近感がある。

味はどちらも俺が保証しよう。とても美味い。もちろん茶藝のお茶請けにも相性がとてもよろしい。また今週もきっと買ってしまうかも。

年末年始ケーキの競演

クリスマスから正月の楽しみといったら、美食である。ただ昨年末からこの年始にかけては骨折で外出が出来ないから、家で食べる。となるとお楽しみはテイクアウトの王様ケーキということになる。

まずクリスマスであるが、近所のデパートで買った家庭の定番「トップスのチョコレートケーキ」を堪能した。お値段1,680円くらいで、クリスマスケーキとしてはちょっと地味な印象もあるかと思うが、食べるたびに幸せになる俺のお気に入りだ。今回は、写真のようにイチゴをどっさりとのせてみた。クルミの混ざったチョコレートクリームをイチゴにからめて豪快に食す。メリークリスマスなのだ。

お次ぎは、以前にも紹介した群馬県桐生市の洋菓子屋「パティスリー　ル・フール」のオリジナルチョコレートケーキ。今年のスペシャルロールを３種類セットで作っていただいた。左からチョコレートのビッシュドノエル。真ん中がショートケーキ風のイチゴのロール。そして右側がカシスのモンブラン。いつも思うけどここの生クリームとスポンジカステラは本当に美味しい。外に出られない退屈さもちょっと忘れた。

旨いぜ！古代のしらべ

茶藝にせんべいは合わない。それはわかっている。とくに揚げせんべいはいかんだろう。しかしこの「古代のしらべ」は旨い。歌舞伎揚げで有名な、揚げせんべいの老舗、天乃屋の製品である間違いのない味だ。
パッケージにはこう書いてある。

古代米使用。黒米・紫黒米　→　五分づきにすると米が紫色になるため、紫米とか紫黒米とも言われています。黒米は生命力が強く、荒れ地でも丈夫に育ちます。古代米の黒色色素にはアントシアンが含まれており、栄養成分は現代の白米と比べ、たんぱく質・食物繊維・ビタミンB１・B２・ナイアシン・ビタミンＥ・鉄・カルシウムなどのミネラルが豊富に含まれているといわれています。
（以下、省略）

なんか、これなら食べてもいいかな？
っていう気分になるでしょ。
本当に旨いですぜ。

浅草観音裏 小桜のかりんとう

本日は上品なかりんとうのご紹介。私は黒砂糖がボロボロ崩れ落ちるような、極太・激甘のかりんとうも好きですが、茶藝のお供にはどうも相応しくないですね。ということで、浅草風味の小桜のかりんとう。
今まで何度かお土産にいただいたりはしていたのですが、自分で買いに行ったのは今回が初めてです。場所は観音様の裏手、言問通りを渡ってゴロゴロ会館の脇を200メートルばかりいった辺りで、いかにも花街といった風情の町並みの中にあります。このお店も「福し満（ふくしま）」という料亭が経営しているようです。
そう聞けば確かに納得の仕事です。かりんとうは添加物や保存料を一切使用しないという手作りの味は甘さ控えめ、形も色も小振りで上品。そして包装にも手を抜いていません。かりんとうを入れるポリ袋は透明に白い桜の花びらをあしらい、外箱は白地にピンクの花びら、そして包装紙は紫のちりめんにピンクの花びら、それをピンク地に白い花びらの紙袋に入れて手渡されます。

小桜
東京都台東区浅草4-14-10
０３−５６０３—５３９０

浅草「おがわ」の栗まんじゅう

今日は和菓子をご紹介します。「おがわ」は、浅草といっても正確な住所は台東区寿、雷門からはちょっとはずれたところにひっそりとあります。私が子供の頃からずっと手作りで頑張っている老舗の味です。
私のお気に入りナンバーワンは栗まんじゅう。一番の名物はどらやきだそうなんですが、我が家では何故かお使い物はいつも栗まんじゅうでした。艶のあるちょっと固めの皮の中には、ねっとりとソフトな白あんと柔らかく美味しく煮た大きな栗が贅沢に入っています。
私は最近、中国茶には脂が多めの中華菓子よりも柔らかい甘さの和菓子が合うように思います。そう思うと我が地元、和菓子の名店が並ぶ浅草雷門界隈は茶藝道楽に相応しい街だなあとよろこんでいる毎日です。

おがわ
東京都台東区寿4−13−14
０３−３８４１−２３５９

これは旨い。桐生のチョコレートケーキ

バレンタインデーにいただいたチョコレートケーキ。群馬県桐生市にある「パティスリー　ル・フール」のオリジナルケーキです。群馬県にこんな本格的な洋菓子屋があるなんてと初めはちょっと意外に思ったものですが、今は一番のお気に入りのお店です。
フレッシュケーキはもちろん、お店で毎日手作りしているオリジナルの焼き菓子もトリュフや生チョコレートもとても美味です。どれもコクと風味を大切にしながら本場フランスのお菓子をル・フール流のレシピでアレンジしてあって甘さ控えめです。是非一度お店にいらしてみてはといいたいところですが‥‥。
まずはホームページで雰囲気だけでもご確認を。

西洋菓子
パティスリー　ル・フール
群馬県桐生市本町４-３２９
TEL. ０２７７-２２-７７３６

日本茶と和菓子の茶藝ってどうよ？

今日は気分を変えて、日本茶と和菓子で茶藝を堪能してみました。お茶は神楽坂の「楽山」の抹茶入り玄米茶。お菓子は浅草雷門「龍昇亭西むら」の栗むし羊かん。このままではまったく、日本的なお茶とお菓子の時間なので、急須を思いっきり緊張感のある（単に小さいともいう）やつにしてみました。この急須に何度もお湯を注ぎ足して少しずつ飲んでいると茶藝な気分になってきました。

先日いった台北の回留（ホイリュウ）では、横に持ち手のついたいわゆる日本的な急須が沢山販売コーナーに出ていました。急須にぐい呑みなんて結構使えるのだろうなと思いました。