今日でとうとう5月が終わってしまう。このままでは今月は新規投稿なしとなってしまう。それでちょっと慌てて何かネタはないものかと、「江戸川乱歩」で検索して、このサイトを発見した。
『旧江戸川乱歩邸』は、立教大学が旧乱歩邸とその蔵書を買い取ったことを記念して、公開しているサイトで、「幻影城」と呼ばれているあの有名な乱歩の土蔵を動画で、そして瀟洒な洋館である乱歩邸を写真で紹介している。
私は以前、池袋東武デパートの催事として行われた「江戸川乱歩展」の一環として、この土蔵及び乱歩邸が一般公開された際に見学した経験がある。この催事は少々導線が変わっていて、まず普通にデパートの催事場で写真や蔵書や少年探偵団関連の小道具の展示物を見た後に、今度はデパートを出て、立教大学キャンパス内の旧乱歩邸を訪れるというもの。
その日は生憎の雨降りで、びしゃびしゃと濡れながら、池袋の西口周辺を歩いて、立教のキャンバスに着くと、今度は講堂で長い間待たされて、そのうちに日が暮れてあたりが暗くなってきて、やっと順番が来て土蔵にたどり着いたが、中には入れずに入り口から留守宅を伺うような情けない見学体験であった。それに比べれば、この動画はどれだけ親切か。
最近のコメント