Go! Go! 茶藝502

「奇古堂」のエコ茶

昨年の台湾旅行の時に初めて訪れた奇古堂で、薦められた小さな茶壺と上等なお茶。その時に一緒にもらった雑誌の記事のコピーを読みながら思い出に浸っています。そのコピーの1枚、〜「奇古堂」沈甫翰さんに聞く　台湾「エコ茶」のこと、奇古堂流作法のこと〜に、こんなことが書いてあります。「エコ茶」とは「省資源、省エネ」の喫茶方法。それは、良質の茶葉をごく少量用い、それに適した道具、いれ方によってゆっくりと楽しむことだそうです。

１．使う茶葉の量は一人あたり0.5g。これがエコ茶のポイント。この量なら「お茶で身上をつぶす」ことなく、地球にもやさしい。

２．合理的に左右の手を使うため、左に置いた湯沸かしから左手で湯を注ぐ。

３．茶壺のフタをしてしばらく待つ。茶壺に熱湯をかける必要はない薄く引き締まった茶壺は熱が伝わりやすく、さらに加熱する必要はない。また、良質の茶葉は「無理やり」茶葉を開かせなくても芳香と甘みが立つとのこと。甘み、芳香、渋み、苦みのバランスが崩れない茶葉なら、濃い薄いがあってもおいしく飲めるので、抽出時間もこだわらない。

４．茶壺から茶海に移す。濃さを均等にするためではなく、間をとるため。

５．茶海から聞香杯にお茶を注ぐ。

奇古堂特製の携帯用茶器セットはそんな思想の全てが凝縮しているということなんですね。買ってよかった。

新年は龍の茶器で

もう10年位も前に有楽町マリオンの阪急デパート1階で開催していた「中国物産展」で買いました。値段も忘れましたがきっと安かったはず。
でかいし、作りも粗いけど、なんとも中国的です。いままで食器棚の隅に投げ込んでありましたが、今年は日常使いとして愛用してみようかと思ってます。ジャスミンとかプーアルをガブガブ飲む時に使えばだんだん渋がついてよい色になりそうです。今日は濃いめのプーアル茶を淹れてみましたが、何せでかいのでおなかはちゃぽちゃぽです。
あと私はまだ飲んだことないんですけど。「岩茶」なんかこれでだぼーっと淹れたらよいかもしれません。今度やってみよう。

椎茸の蓋の茶壺

先週の土曜日に久しぶりに横浜中華街の「悟空」へ行きました。
12月というのにポカポカと暖かい日で、関帝廟通りは人人人の大盛況でした。そんな日なので「悟空」の二階の茶藝館もにぎわっていて、華やかな雰囲気。私はプーアル茶のセットを注文して、待つことしばし、やや大きめの茶壺と茶杯で、茶海は無しというシンプルなセッティングで登場しました。
その茶壺が問題なのです。はじめは何か艶のない無気味な感じで嫌だったのですが、よくよく観察すると、萎びた柿、いや林檎か梨かなあ、そして蓋の部分が本物そっくりの椎茸なわけです。茶壺の表面の素材感まで、森に地面に落ちて朽ちた果物に茸が生えたというそのままの姿なのです。
気に入って絶対買おうと階下のショップを覗いたのですが、売ってないわけです。残念！せめて写真でも撮っておけばと思ったのですが、後の祭り。幻の茶壺となりました。
おそまつ。

奇古堂のお茶と茶器

台湾旅行記【３】

台北の2日目は出発前から計画していた「奇古堂」へ。ここは高級な茶葉とオリジナルの茶器で人気のショップです。場所はＭＲＴという地下鉄の忠孝復興駅の近く、福華大飯店のＢ１のショッピングモール内にあります。
美術品が並ぶ高級骨董店のようなたたずまい、中に入ると品のよいマダムが一人、流暢な日本語でお茶を飲んで行きなさいとすすめてくれます。飾り物かと思うくらい小さく愛らしい西施壺にほんの1グラム程度、凍頂烏龍茶の茶葉を入れてふるまってくれました。たしかに上品なよい香りで美味しいです。私にもそうとう高いなとわかりました。そのお茶を飲みながら、マダムによいお茶と普通のお茶の違いをレクチャーされます。マダムの話は自信に溢れています。心地よく耳と脳に入っていきます。
結局私は、凍頂烏龍茶、杉林烏龍茶、茉莉花茶とオリジナルの茶壺を買って帰りました。お値段はまあまあというところでありました。
予定通り（？）のお買い物でしたね。ははは‥‥。そんなわけで、いつものように後ろ髪を引かれながら中正空港から成田へ向けて飛び立ったというわけでございます。また行くぞ台湾！

和風の茶船とガラスの茶壺

ガラスの茶壺は華泰茶荘で購入。これでプーアル茶で淹れてくれたのがとても印象的でお持ち帰りとなったわけです、そしてわが家の自慢の茶船は清水焼きの和食器であります。もとは足つきの深皿ですが、茶壺がぴったり収まります。おうち茶藝に欠かせない一品であります。

竹里館の茶杯

うちの家内が台北の竹里館でかってきた茶杯のセット。日本でも同じものが買えるのですが、旅をしてきた道具はよいなあなど一人勝手に思っているわけです。凍頂烏龍茶を飲む時にはいつも使っています。
わが家のお気に入りナンバーワンです。

華泰茶荘で紅線をつけました

私の茶壺には全てきれいな紅線がついています。これは買った後から一時期一気につけたものです。
お願いしたのは渋谷の「華泰茶荘」。まず2つばかり買って、その場で紅線をつけてもらってから、家にある他の茶壺も持ってきたらつけてもらえるか？と聞いてみたところ、ＯＫとのこと。
さっそく次の日（！）に我が家の全ての茶壺をひとつずつタオルで包んで出かけていきました。「華泰茶荘」の紅線は紅とはいいながら、緑・茶・黄・紫・水色・ピンクなどなど微妙な色もいれて20色くらいあったでしょうか。それにガラス製の小さな葉っぱなどの飾りつけられます。いやあ、完全にはまりました。
お店であれこれ見せてもらって、ようやくプランを決めると3人の女性スタッフが一斉に作業を開始、鮮やかな手つきでくるくると紐を編んでいきます。待つこと15分、あっと言うまに完成です。茶壺コレクションがまたグレードアップしたような気分です。

渋谷の華泰茶荘に行ってきました

「華泰茶荘」は台北で160年以上の歴史を持つ茶藝館の名店。その日本店も道玄坂の上の方に4階建ての堂々としたたたずまいで茶藝好きを迎えてくれます。
1階は茶葉と茶器の売り場、2階はギャラリーのような高級茶器売り場、そして3階4階は茶藝館となっています。
私は３階でお茶を楽しんだ後2階のギャラリーへ、そこで素晴らしい金魚を手描きした景徳鎮の茶杯を発見しましたが、1点モノということで1組２万円（！）。恐れをなしてすごすごと1階売り場へ、そこで発見したのがこの黒い茶壺。プーアル茶にぴったりそうな大きさと材質そして雲を象った蓋の模様、即決ですゲットです。只今一番気に入っている茶壺です。

竹里館でお買い物

麻布十番の竹里館でこの白い磁器の茶壺をご購入。雑誌で見て狙っていたんですが、実際にお店に行ってみるとなんと売り切れ中。
諦めきれずに予約しました。
で、数日後手に入れたのがこちら。当時買えない無念さで思わず2個ゲット。私ほんとにお馬鹿さん。
今はかわいい紅線がついていますが、これは後でつけました。そのお話はまた今度。

これも買っちゃった！

「悟空」でもうひとつ買っちゃいました。手のひらに包み込めるようなころんとした可愛らしい形、「西施壺」というらしいです。中国春秋時代の絶世の美女の名からとったこの小さくてまるい茶壺、高山烏龍茶を淹れるのにぴったりだなあと思って即入手です。気に入っています。